どんぐり山農園 〜続き〜
遠藤さんは農業を始めて23年という事ですが、自然の声に耳を傾けることで学ぶことが多いと言います。
未だに失敗もしているようですが、失敗ではなく経験として捉えて毎年新たな気づきがあるとおっしゃっていました。
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土を育てる所から始まるわけですが、畑の近くの枝や枯葉なども使用していて、まさに循環型の育成をされているなと感動しました。
そして一番素晴らしいと思ったのは、不耕起栽培や有機栽培などを使い分けているのです。
何が何でも自然栽培ということではなく、土を見て野菜を見て感じて、肥料が必要なのかを決めていくそうです。
自然栽培を始めると、最初は土がやせ細っているから美味しい野菜ができないのです。
最初からゼロじゃなく、徐々に肥料を減らしていき、結果肥料に頼らなくても美味しい野菜が出来るそうです。
この辺りは経験がものを言うと思いましたし、ここで躓く農家さんが多く、結果的に自然栽培を途中でやめてしまう人も多いと言うことでした。
また、同じ場所で同じ品種を繰り返し作ることで、どんどん美味しくなっていくことを初めて知りました!
まだまだ勉強不足ですね。
そして平飼いの名古屋コーチンですが、輸入の飼料や抗生物質は使わずに旬の野菜や国産の飼料を中心に季節によって自家配合していると言うこだわりです!
米や麦、おからをベースに人参や昆布を入れたり、別の発酵させている樽には鰹節を混ぜていたりと、サラリーマンの食事より健康的な飼料です。
実際味見をさせて頂きましたが、発酵している酸味や、カツオが効いていて美味しい!
コレはおつまみで食べられますよと興奮してしまいました!
こんな美味しいものを食べて育った鶏から生まれる卵だから、美味しいわけですよ!
ヒヨコにしても国産の鶏を一貫して自分たちで育てて、抗生物質も使わず天然の原料で育てていくそうです。
そして、約2年がすぎた頃には、発色剤やリン酸塩など不使用の無添加チキンソーセージになると言うことです。
全て見学させていただいた後に、地球の循環に沿った芸術作品だと思いましたが、その循環を壊しているのは人間であり、資本主義の社会を作っている我々だけが地球のルールを守っていないなと痛感しました。
自然に触れることの重要性を感じた、体験でした。
もう少し暖かくなって来たら、取り扱い開始しようと考えていますので、楽しみにしていてください!